川崎市高津区溝の口の心療内科・精神科 高津心音メンタルクリニック

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抗不安薬について②

公開日 2020.10.1

クロナゼパム(商品名:ランドセン・リボトリール)というお薬があります。

このお薬はベンゾジアゼピンというお薬に分類されます(抗不安薬について①ご参照ください)。

けいれんを抑える作用が強いため、日本ではてんかんのお薬として承認されました。

ですが、不安を抑える効果も強いため、不安障害でも使用されます。

米国ではてんかんとパニック障害で承認されています。

その他にも多様な疾患・病態に効果があるため、幅広く使用されています。

クロナゼパム(商品名:ランドセン・リボトリール)が使用される疾患・病態は以下のものなどがあります。

  • ①不安障害(パニック障害、社交不安障害など)
  • ②てんかん
  • ③レム睡眠行動障害
    レム睡眠中は、夢を見ても通常動くことができず、金縛りの状態になります。
    しかし、レム睡眠行動障害では夢の内容につられて、手足が動いたり、起き上がって歩き回ったり、物や人を殴ったり蹴ったりすることがあります。
  • ④レストレスレッグス症候群
    夕方から夜間に生じる、または悪化する下肢にムズムズする感覚が生じる疾患です。
    症状はムズムズ以外にもむずがゆさやほてる様な感覚が生じることもあります。
  • ⑤ジストニア
    筋肉のやや長い収縮または間欠的な収縮がおきる運動障害です。
    首が傾く痙性斜頸や字を書く時にうまく書けない書痙などがあります。
    抗精神病薬使用時に眼球が上転する眼球上転発作や舌が出てしまう(口舌ジストニア)薬剤性のジストニアもあります。
  • ⑥遅発性ジスキネジア
    抗精神病薬の長期使用により自分では止められない動きが生じる病態です。
    繰り返し唇をすぼめる口すぼめや口をもぐもぐさせるなどの口唇ジスキネジアなどがあります。
  • ⑦アカシジア
    座ってじっとしていられず、体がソワソワする。
    またじっとしていられないため、動き回るといった症状を呈す病態です。
    主に抗精神病の副作用で起こりますが、抗うつ薬で生じることもあります。
  • ⑧ミオクローヌス
    意図せずに筋肉がピクッと収縮する疾患です。
    眠りに入る時、体がピクッとする正常のミオクローヌスもあります。
  • ⑨歯ぎしり

この様に幅広く効能があるため病態を見極め、必要性に応じて処方を検討します。

抗不安薬の関連コラム

執筆者:高津心音メンタルクリニック 院長 宮本浩司

  • 精神保健指定医
  • 日本精神神経学会認定専門医・指導医

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