公開日 2025.10.27
効果・作用
ポリフルは、腸内の水分のバランスを調整することにより、過敏性腸症候群の症状を改善する薬です。
水分が多い時は水分を吸水し、下痢症状を改善し、水分が少ない時は水分を保持し、便秘を改善します(図1)。
図1 ポリフルの作用

そのため、下痢型過敏性腸症候群、便秘型過敏性腸症候群、便秘・下痢交代型過敏性腸症候群いずれにも効果があります。
効能・効果
効能・効果は「過敏性腸症候群における便通異常(下痢、便秘)及び消化器症状」となっています。
用法・用量
通常、成人にはポリカルボフィルカルシウムとして1日量1.5~3.0gを3回に分けて、 食後に水とともに内服するとなっています。
1日あたりの製剤量は以下となります。
- 錠:3~6錠
- 細粒:1.8~3.6g
剤型
剤型は500mg錠と細粒0.6g、1.2gがあります(図2)。
図2 ポリフルの剤型

禁忌
以下の患者さんは禁忌となっています。
- 急性腹部疾患(虫垂炎、腸出血、潰瘍性結腸炎等)の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 術後イレウス等の胃腸閉塞を引き起こすおそれのある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症を助長するおそれがある。]
- 腎結石のある患者[腎結石を助長するおそれがある。]
- 腎不全(軽度及び透析中を除く)のある患者
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
副作用
0.1%から2%未満で以下の副作用が報告されています。
- 過敏症
発疹、そう痒感 - 血液
白血球減少 - 消化器
嘔気・嘔吐、口渇、腹部膨満感、下痢、便秘、腹痛、腹鳴 - 肝臓
AST上昇、ALT上昇 - その他
浮腫、頭痛、尿潜血陽性、尿蛋白陽性

- 頭が働かない
- 寝つきが悪い
- やる気が起きない
- 不安で落ち着かない
- 朝寝坊が多い
- 人の視線が気になる
- 職場に行くと体調が悪くなる
- 電車やバスに乗ると息苦しくなる

- うつ病
- 強迫性障害
- 頭痛
- 睡眠障害
- 社会不安障害
- PMDD(月経前不快気分障害)
- パニック障害
- 適応障害
- 過敏性腸症候群
- 心身症
- 心的外傷後ストレス障害
- 身体表現性障害
- 発達障害
- ADHD(注意欠如・多動症)
- 気象病・天気痛
- テクノストレス
- バーンアウト症候群
- ペットロス(症候群)
- 更年期障害
- 自律神経失調症









