公開日 2026.3.3
統合失調症は、幻覚、妄想などの陽性症状と、意欲低下、情動表出の減少など陰性症状が代表的な症状として知られています。
陽性症状、陰性症状に加え、認知機能障害も当事者の治療・回復に重要な症状とされています。
2024年10月、Feberらにより、統合失調症当事者における抗精神病薬の認知機能の比較の解析が報告されました1)。
報告では、主要評価項目の全体的認知スコアでは、パリペリドン(インヴェガ)が優れている結果でした。
副次評価項目の1つの視覚学習において、ブレクスピプラゾール(レキサルティ)が優れている結果でした(図1)。
図1 統合失調症患者における抗精神病薬の認知機能改善の効果

ハロペリドール(セレネース)、フルフェナジン(フルメジン)、クロザピン(クロザリル)は有益性が低い結果でした。
2025年11月、Olgiatiらは、統合失調症の認知機能改善に効果的な薬剤について解析し、発表しました。
プラセボと比較された薬剤は以下となっています。
- ルラシドン(ラツーダ)
- オランザピン(ジプレキサ)
- クエチアピン(セロクエル)
- リスペリドン(リスパダール)
- ザノメリン(日本未承認)
- ジプラシドン(日本未承認)
解析では、ルラシドン(ラツーダ)とザノメリン(日本未承認)が、プラセボと比較し、認知機能改善に優れている結果でした(図2)。
図2 統合失調症患者におけるルラシドンの認知機能改善

また、注意力改善の点では、クエチアピンが優れている結果でした(図3)。
図3 統合失調症患者におけるクエチアピンの注意力改善の効果

2025年11月、Shimizuらは、レキサルティを併用することで、認知機能改善が得られた研究を報告しています3)。
これらの結果から、ラツーダ、レキサルティ、インヴェガが認知機能改善に有効と示唆されます。
文献
- 1) Feber L, et al.: Antipsychotic Drugs and Cognitive Function: A Systematic Review and Network Meta-Analysis. JAMA Psychiatry, 82: 47-56, 2025.
- 2) Olgiati P, et al.; Impact of selected second and third generation antipsychotics on cognitive dysfunction in schizophrenia-spectrum disorders. Systematic review and network meta-analysis. Int Clin Psychopharmacol, 2025.
- 3) Shimizu Y, et al.: Improving effects of additional administration of brexpiprazole to antipsychotics on cognitive function in patients with schizophrenia-A pilot study. Heliyon, 2025.

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